2012年4月10日火曜日

本の力と言葉の力について

仕事から帰ると、娘が1枚の紙を見せてくれた。

2歳か3歳のころからお願いしている「童話館ぶっくくらぶ」という会社から届いた、小学校入学をお祝いする手紙でした。

そもそも、どういう経緯でここの会員になったのかは、奥さんに任せていたのではっきり覚えてないんだけど、毎月2冊ずつ、子どもの年齢=成長にあった絵本をセレクトして家まで届けてくれる、というシステムで、これまでにトータル70冊以上送ってもらってる。
もちろん有料ですが、同じ冊数を書店で買うとなると、どうしてもシリーズ物に偏ったり、親の志向や好みもあって手に取らないジャンルがあったり、本を選ぶ人の価値観とかがダイレクトに影響して、子どもが読む本の幅を狭めてしまうということがありますね。

しかしながらこのシステムを利用していると、そういう偏りが生じることなく、幅広いテーマ、テイストの絵本に触れることができます。

うちでは、それをだいたい寝る前に読み聞かせてたんですけど、まぁどれくらい栄養になってたかは別として、少なくとも本を読むのが嫌い、という状況になっていないのは、やっぱりそうやって普段から本に触れてきた効果の表れなのかなという気はします。もちろん好みはあるようですが、多少なりとも本とか言葉に関わる仕事している親父としての面目も保てるというものでして。

で、冒頭の手紙に戻るわけですが。

小学校入学を迎えるにあたり、緊張や不安や期待を抱いているであろう子どもたちに向けて、安心を与えたり、発奮させたり、激励したりする、そういう趣旨で書かれたメッセージでした。

しかしな、これがひと味違うわけですよ。

例えば不安な時は、何なにという本に出てきた○○みたいに勇気を出して、とか、寂しい時には、何なにという本に出てきた○○みたいに、周りの友達が助けてくれるよ、とか、楽しいことばかりじゃないけど、そういう時でも、お母さんやお父さんは見守ってくれているよ、「○○○○」とか。

要は、そういう状況と、そういう状況に置かれた時の乗り越え方とかね、今まで子どもが読んできた絵本の主人公の名前やタイトルを使って、イメージしやすいメッセージになっているわけです。

これには奥さんも揺さぶられたようでして、ちょっとした上質紙にカラーコピーしただけの手紙なんですけどね、額装して子どもの机の横に掛けとこう、ということで意見が一致したほどでした。

今まで読んだ絵本が栄養になっているかどうかは、まだ分からないけれど、記憶には残っていると思うし、何かの拍子で思い出したりすることはあるだろうし、手に取ろうと思えば本棚にそれは常にあるわけで。
これから成長していくにつれ、例えば本の中に出てきた登場人物と同じような困難な状況に置かれた時、どうやって乗り越えるかというヒントくらいには、少なくともなる可能性がある。

そう考えると、やっぱり言葉とか、物語とか、本の持つ人に与える力というのを感じるのです。

そして我が身を顧みると、最近ちゃんと読んでない、ということにも気づくのです(笑)。

インプットをスルーせずに栄養やらエネルギーにしていけるかどうかは本人次第であるけれど、インプット自体がないとやっぱね、枯れていきますね。

読まねばね。

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