2015年11月26日木曜日

小野さんの退任とその周辺についての私見。

小野さんの件について、思うところがあるので私個人の考えをまとめておきます。

擁護するわけではないけれど、熊日としては事が起きてから数日のうちに情報はつかんでいて、リーグから厳重注意を受けることが分かった時点で抜いたということで、処分が出なければ報道しない事案だったかもしれません。でも結局公式な処分が出ることになった以上、ニュースとして伝えなければならない。後手と表現されているのは、起きてからそれが公になるまでのプロセスについてが主だと思います。ただし、厳重注意を受けることが分かった後でクラブがベストな対応をしたかと言えばそうとは言い切れないところもあって、翌日の試合前後に機会があったにも関わらずその時間を設けず(これは書面が届いてからと説明されましたが)、結果的に直接説明するタイミングを逸したことを指している。

もちろんクラブとしても、リーグからの文書が届いた時点でリリースするつもりだったのだろうし、その意味では先に報道が出たのは想定外だったかもしれない。しかしそもそも匿名の電話でリーグに伝わったということは、クラブから自主的に報告しなかったということ。だとすれば、もし外部からのリークでこのことが公になった時、たとえその意図がなくても「隠蔽しようとしたのではないか?」と考える人がいてもおかしくない。だからこそ、当事者間で和解もして事態が収束していたとしても、注意を受ける前に何らかのアクションを起こす必要があった。その点の認識が甘かったということは池谷社長も認めています。

直接のコメントを求めたのは、それこそ原因を明らかにして再発させてほしくないためであって、辞めさせようという意図があったと捉えるのは少し違うし、ましてスポンサーとして金も出している企業に対してリリースしないのはどういうことだ、というようなスタンスでもない。小野さんご自身の判断には今回の件が関係しているのは間違いないと思うけれど、報道が辞任に追い込んだと考えるのは早計で、飛躍しているのではないかと感じます。

普段からチームを見ていない、クラブのことをよく知らない県民、スポーツ面に興味の無い読者にとって、社会面に連日ネガティブな記事が出たインパクトは大きいけれど、実際にクラブへの反応は批判よりも激励などの方が多かったと聞きます。現にクラブ側はその行為自体に非があったことを認めた上で、来季も率いて欲しい旨を伝え、平均7,000人いる観客、サポーターの多くはクラブ側の続投要請にも肯定的でしたそれでも、その上で小野さん本人が判断したこと。つまり報道に屈したとか追い込まれたというより、自らが残って監督を続けることによってクラブやチームが受ける負の作用や影響に配慮したのでしょう。

ここで辞められるのはとても残念だしもったいないけれど、どうしたって暴力はダメなのだから、通報や厳重注意を受けて発覚するよりも前に、クラブとして打つ手があったのではないか。小野さんやクラブの将来を守るためにも、進んで情報開示すべきだったのではないか。そういう方向で書いていると私は解釈しているのだけれど、憶測や邪推を含む解釈も少なくないようです。もちろん捉え方は様々あって当然、なのですが。

記事を書いた記者本人や新聞社には、こういう意図で書き、見出しを付け、レイアウトした、といったことを説明する機会はないし、あえてそういうことはしない。ただ、一緒に取材をしてきた身として、意図的に辞任に追い込む狙いがあったとは思えないし、思いません。少なくとも、特定の監督に対して印象操作をしようなんて意図を持って伝えてきた記者は、私が知る限り熊日の運動部には1人もいません。

たしかに新聞の影響力は大きいです。試合前後の記事にしたって普段のネタ記事にしたって、フリーランスの立場で取材している私が専門誌やネットで書く記事に比べたら嫉妬するくらいのレスポンスがある。ご本人の判断に少なからず影響したことを考えると、あの記事が出なければ…と感じてしまうのも否定はしません。ただ、支えて県民に広く周知して大きくしていくのも地元紙の役目だけれど、ダメなこと、改善が必要なことについては厳しく伝えるのも報道機関としての責務であって、今回についてはその範囲を越えたものであるとは私自身は感じないのです。ギリギリだったかもしれないけれど。

小野さんのサッカーは1年目から2年目とプラスに進化していた分、来シーズンが非常に楽しみだったので、もう本当に、残念だし、悲しい。ともかくクラブには、小野さんが築いたものを引き継げる後任の人選と、今後同様のことが起きない対応策を確立してもらえたらと思います。


2015年4月14日火曜日

潜在能力について


既報になりますが、野田裕喜選手に続いて一美和成選手も特別指定選手として登録されました。

大津高校としては高体連の試合もあるしプリンスリーグもあるし、例年に増して全国制覇への期待感や選手にとっては使命感なんかも強い年度で、なかなかJリーグに絡んでくるまではタイミングやらコンディションを考えると簡単なことではないのかと思いますが、それでも出場機会は全くないわけではなく、いつか回ってくる可能性はじゅうぶんあるだろうと思います。野田選手がそれなりのパフォーマンスを既に見せている分、プレッシャーも感じるかもしれませんが、一美選手にも思いっきり練習でアピールして、チャンスをつかんで欲しいなと思います。

発表されたタイミングで、練習場で強化の飯田部長と会ったので改めて特別指定の仕組みについて聞いてみました。基本的にはクラブ側からの要請があり、未成年なので保護者も交えた4者の合意が前提。その上で書面をかわしてJリーグに申請して承認、という流れを経て登録、となります。

熊本の場合は選手獲得の資金も潤沢にあるわけではないし、野田選手にオファーを出しているのもそうですし、過去にビッグネームを獲得した時と同様、金額で競争しても負ける時は負けるので、いかに熱意を見せるかというのが大きなミッション。そういう意味で、地元の選手を積極的に見て声をかけておく、というのは大事なことですし、選手本人にとっても在学中からトレーニングに参加してチームの雰囲気を肌で感じたり、先輩も含めたプロと接することで「ここでやりたい」という気持ちが芽生えてきたりする効果はある。何より、高校より一段、あるいは数段上のレベルの中でもまれることは成長につながるし、それが特別指定という仕組みの最たる狙いでもあるわけです。

大学時代、サッカー部の先輩にかなりしごかれたのですが(笑)、その方はこういうことを言っていました。

「キャパを超える水を注がないとお前たちの容量もデカくならないだろ!」

要は、「できることばっかりやってちゃ成長せんだろ」ということで。
ウェイトトレーニングでも一旦筋繊維を破壊するから超回復で太くなるように、キャパを超える課題なり役割をこなさないと、入れ物は大きくなりませんよ、ということなわけですね。
かなりイヤイヤやっていたんで、大きくなりませんでしたけれど(笑)。

あと、これは小学生の頃ですが、学級委員に推薦されたことがある私は「やったことがないからやりません」と固辞したことがあります。当時は我ながら説得力のある理由ではないかと思ったけれど、この論理だといつまでたってもやらない。

結局、これもイヤイヤやったような気がするけど、役割とか能力とか仕事とか、外から与えられたり求められたりしないと自分では踏み越えられない場合が多い。ま、小学校の学級委員やったところで器が大きくなるなんてことはないんでしょうけど。

ちょっと話がそれますが、新卒で企業に入った人の中で「仕事が自分の適性に合わない」「この仕事では自分の能力や個性が発揮されない」という理由で離職する人が多いことを受けて、内田樹さんが『街場のメディア論』(光文社新書)という本の冒頭でこう書いています。

みなさんの中にもともと備わっている適性とか潜在能力があって、それにジャストフィットする職業を探す、という順番ではないんです。そうではなくて、まず仕事をする。仕事をしているうちに、自分の中にどんな適性や潜在能力があったのかが、だんだんわかってくる。そういうことの順序なんです。(中略)与えられた条件のもとで最高のパフォーマンスを発揮するように、自分自身の潜在能力を選択的に開花させること。(中略)「あなたの中に眠っているこれこれの能力を掘り起こして、開発してください」というふうに仕事の方がリクエストしてくるんです。(中略)その能力が必要とされたときにはじめて潜在能力は発動する。(中略)潜在能力が爆発的に開花するのは、自分のためというよりは、むしろ自分に向かって「この仕事をしてもらいたい」と懇請してくる他者の切迫だということです。

サッカー選手はサッカーが仕事なので、やり慣れてないポジションでやってくれと言われることもあるだろうし、いきなりレベルが数段上のグループにポン、と放り込まれて、そこでやらなきゃいけないこともある。内田さんの論で言えば、そういう時に 応えようとすることで能力が開く。実際、そうやって眠っていた能力を起こせた選手はプレーの幅が広がる、とか、プレースタイルが変わる、ということになるのでしょう。

ということで話を戻しますが、野田選手も一美選手も、言い方は悪いですがせっかくの特別指定をうまく利用して、ビッグになって欲しいなと思います。


で、私の方もそういうことを意識しなければなと、先ほど連絡をもらった仕事の件でちょっと渋ってしまったことを反省しつつ、潜在能力を開花させるためにもっかい連絡してお受けしようかと考えているところです。



2015年4月7日火曜日

カズさんのゴール


4月になりまして、もう今年も1/4が終了。早いですね。
リーグ戦の方は6節まで終了。1/7が終わったことになりますが6試合で勝ち点6というのはちょっと予想外に少ない。内容からいっても10くらいは取っておきたいところでした。
仮にこのペースで行くと42となり去年より10も少なく、順位で見ると20位東京Vの勝ち点です。これはかなり低い。
昨年は湘南と山形が走って3位と15pt離れていて、その分10位までが10差くらいの間に入ってましたが、今年の場合は上の方でもう少し潰し合ってくれるにしても、やはり60は超えていかないと6位以内に滑り込むのはかなり厳しいんじゃないかと思います。これからの挽回に期待します。


さて前節の大宮戦は16時からだったので、14時から横浜FC対磐田の試合を見てました。横浜の先制につながった小池選手ののクロスと2点目、ジュビロ小林選手の2ゴールと逆転ゴールまでの崩し、いずれも素晴らしかったのだけど、やっぱカズさんのゴール。小池選手がクロスを入れた瞬間に「あ、これ、入る」と思ったのですが、カズさんの合わせ方が素晴らしかった。ヘディングシュートそのものもですが、競る前の動き直しですね。いったんプルアウェイしてから入ってきてる。もう上手いとしか言いようがない。

このところこちらでの試合でも帯同することが少なくて、帯同してても出る時間が短かったり出なかったりとあったのだけど、これ今週はまた先発もあるんじゃないかと。

ゴールは見たいしミックスで話も聞きたい。けど、それはそれ。

しっかり3取って欲しいと思います。

95年頃、ヴェルディ在籍時に水前寺に来て、ブルガリアかどっかのチームとやった時の1枚。



2015年3月9日月曜日

水戸遠征。とその周辺。

オフシーズンあっという間です。
水戸、行ってきました。
試合のレポートは九州J-PARKにてお伝えしています。スマホでご覧になる方の割合が多いので、いろいろと打ち合わせた結果、プレビューもマッチレポートもだいたい1,000文字を目安にしましょう、ということになりました。

J's GOALでも一応、文字量の規定はあって、原則1,200〜1,600文字、ということになってはいましたが、webブラウザで見てもらうことが前提だったので実質はあまり関係なく、書く人によっても違うし、同じ人が書いても試合によって超長い場合もあったりして、それはそれで読み応えも書きがいもあったわけです。
でも時代は進みまして、九州J-PARKもスマホでの閲覧が50%以上というデータがあり、ストレスなくさくっと読めるボリュームにしましょう、ということになりました。

中には、Gさん今まで長かったし大丈夫かな?というSクラ氏もいますし(笑)、私も平均するとだいたい1,800くらいで書いてたのでかなり量としては減るし、おそらく書き始めてから書き上げるまでの時間は短縮されますけれども、その分、的を絞らないといけない難しさがあります。しかしこれはこれで、書くことはもちろん、見るスキルを高めるきっかけにもなると思うので、なんとか頑張ります。

今回はせっかく行ったのでアウェイ戦もレポートしましたが、いまのところ、基本的にレポートはホームのみです。ただ、プレビューはアウェーも含めて全部書くことになっています。かなり九州クラブ寄りの内容になると思うので、九州のチームと対戦する九州外のチームのサポーターの方には、つまんない、とか、何言ってんだ、とか、うちのこと全く触れてないじゃないか、とか、いろいろ感じられることはあるかと思うんですが、ま、そこが九州で立ち上げたというところなので、ご容赦いただきつつ、見に来てくださればと。こっちホームのときは両監督の会見コメントもアップされますので。


さて水戸。
試合の方はかなり厳しい展開でしたが、原選手にだいぶ救われました。
あの1点は…、立場が逆ならやっぱり「そりゃないだろ」と思う、と思います。
が、巻選手が遅れていたにしても身体の向きで考えると背後から(に見える)なので、もちろん三島選手には倒す意図はなく、ボールにプレーしにいっているわけで、結果として膝が入ってしまった格好(に見える)ですけれども、あの判定だと「不用意に」という解釈になるのではないか、というのが私の見方。主審によっては得点を認める人もいるだろう、という難しいプレーで、ジャッジは分かれるところだろうと感じます。
とは言っても内容的には完全に押されていたと思ってますし、正直に言えば助かったな、という思いもあるわけで、2ndクールはお互いにすっきり、白黒つけたいところです。


水戸は今回で通算3回目でした。
1回目は2011年の震災で中断があけたタイミング、そして2回目が去年。1回目は羽田から上野まで出て常磐線で、昨年はスカイマークを利用して福岡から茨城空港に飛びまして、今回もそれのパックで行くつもりでしたが振り分けられてる座席が一杯とのことでチケットが取れず、初めて熊本〜成田のジェットスターを利用。成田空港から列車で水戸まで入りました。

ジェットスターに関してはまぁ、少し不安なところもあったのだけど、成田空港から東京までのバスも1,000円くらいで出してくれているようで、航空運賃と時間、そこからの電車賃、宿泊費など遠征にかかる予算次第ではありますが、関東圏アウェイ取材の際の交通機関の候補として、常に検討対象に入れていいなと思いました。

今回はそれに加えて、電車での移動にIC乗車券を使いました。会社員だったころにはJRで通勤していた時期もありますが、会社を辞めてからは車での移動がほとんどで鉄道も電車もバスも、飲み会で街中に出て行くときくらいしか使わない。なのでJR九州にSUGOCAが導入されても個人的には全く必要性を感じてなかったわけです。が、先日カンファレンスで東京に行って、飲んでから電車でホテルまで帰る際に大変な目にあったこともあって(笑)、あらかじめSUGOCAをこっちで準備し、空港から水戸までの移動に利用しました。

なんやこれ! たいぎゃ便利やん!!

熊本市電でも使えるしコンビニでも電子マネーとして使えるし、春からはバスでも使えるようになるらしいし、当然、打ち合わせなんかで福岡に行くときも使える。
ということを今回、「使ってみようかな」と思うまで知らなかったのです。
おっさん、学習しました。

で、帰りが今朝6:20発の飛行機を予約していたもんですから、昨日は試合が終わった後で急いでコメントをとり、水戸駅まで行く最終のシャトルバスの中でアップロードして、水戸から成田まで電車で移動。一昨年でしたか、青春18きっぷで松本まで行ったときもホントに痛感したけど、ぎゅうぎゅうに予定組んで、まして慣れない駅ですから、乗り換えの時間もあるようでない。つまり途中で飯食う余裕がない。昨日は常磐線から成田線に乗り換える我孫子駅で少しだけ余裕があったので、ホームにあった弥生軒という有名らしい立ち食いの店で唐揚げそば380円をかきこみ、ホテルについたのが21時過ぎ。早朝4:40に空港行きのバスが出るということで4:00に起きなきゃいけない=寝過ごすと帰れない、という不安と移動の疲れで夜のうちには原稿を書けず、今日の帰りの機内でレポ記事を書きました。

雲が厚かったにも関わらず思った程には揺れなかったおかげで原稿もスムースに書けた、までは良かったのですが、いざ着陸、という段に来て「熊本空港周辺、前方視程が100m、真上方向の視程が30mしかないので、しばらく待機します」との機長のアナウンス。ベルトサインついたままですからトイレにも行けず、どうなることかとヒヤヒヤしましたが、「視界は悪いですがトライします」という機長の判断で、予定より約40分遅れて、無事に阿蘇くまもと空港に着陸することができました。


宿泊・交通費だけだと、2泊3日で合計34,000円くらい。
高くもないけど格安でもない、しかも体力的にもきつい、うえに(本音は負けなくて良かった、なんですけど)勝てなかった、という今回の水戸遠征でした。


夜の便が好きですが早朝の便もなかなか。ベン、ではありません、ビンです


2015年3月1日日曜日

やはり増えるボールペン。

あっという間に3月になってしまいました。月日が経つのは早い。
先日プレスカンファレンスの取材で東京に行く際、熊本空港から飛行機に乗ったのですが、保安検査で引っかかるんです。身体じゃなくて荷物の方が。

「お客様、カッターナイフのようなものが見えますが、カッターナイフは機内にはお持ち込みできません」
「えっ、カッターナイフ?」(そんなもの入ってたっけ?)
…あ。入ってた。。

以前ここでも書きましたが、普段ペンケースにカッターを入れてまして、機内に持ち込むつもりのキャリーバッグにそのまま放り込んでいました。空気圧の関係でインクもれする可能性がある万年筆は、ちゃんと置いてきたのに。
「処分ということで結構です…」と強がったものの、正直に言うとかなり気に入っていたカッターなので、駐車場まで戻って車に置いてくれば良かった、と、反省。

今週末も乗るんで気をつけなくては。

さてペンの話なんですけども。
もうかれこれ5、6年くらい、普段のメモ、書き取りには三菱のJET STREAMというペンを使っています。



非常に書きやすいのでいろいろ種類を(色、芯の太さetc.)揃えてまして、それこそペンケースの中に入っている3本のボールペンは全て、このJET STREAMのシリーズのいずれか、という状況。もう、ほかのペンでは代用できない、くらいの書き味。

ところが、まとめて1つの入れ物に入れていると便利だったんですけど、この入れ物を忘れると不便きわまりないわけです。車にも1本ペンを常備しているがほとんど使うことがないのでインクは固まりかけている。

そこで事務所のサブ筆記具トレーを漁ってみると、非常時のための携行にふさわしそうなものが1本、あった。

太い。

小窓が空いてます。

このクリップが丈夫なのがいい

これ、トンボのAir Pressという商品でして、ノックのたびに圧縮空気を作り、インクを押し出す機構を採用していることで、『速書き』や『上向き筆記』、『湿った紙への筆記』などハードなシーンでも確実な筆記を約束します、とある。



…のですが、JET STREAMの滑らかなインクに慣れている私にとっては少しストレスを感じるのは確か。
なにかいい方法はないものか…、と試しにストックしていたJET STREAMの替芯を使ってみることに。しかし替芯の長さが違うのでカットしなくてはちょうどいい具合に収まりませんので、何本もあるJETSTREAMの中からインクの残量を見て、使えそうなものを見つけてカット。
はめ込んでみると太さもジャストです。ここで注意しなくてはいけないのは、今後もJET STREAMの替芯をこっちへ移して使うにあたり、正しい長さに揃えるために元々入っていた本来のAir Press用の芯を捨てずに取っておくこと。あとは適度に使ってインクが減った芯でないと移し替えできない、ということですが、まぁカットする時に残量見るから大丈夫でしょう。

切り口がやや斜めになりましたがなんとか大丈夫


リングを通せる穴に簡単なカラビナをセットすれば

パスケースなどにも装着できるし首からも掛けられる


実際には首からボールペン下げることってあまりないですが、試合の時に携行しないといけないADカードにつけておけば、少なくとも絶対に必要な試合の時にペンがない、という自体は避けられる。

ま、ペンケースにまとめると便利、とは言っても、結局はリスクを軽減するためにこうやって複数用意することになるよね、という話でした。



2015年2月20日金曜日

プレスカンファレンスなど。

昨年に続いてJリーグプレスカンファレンスに行ってきました。通算で4回目か5回目になりますか。

一緒に参加した同業他者さんもちらほらフェイスブック等で書いておられるけれども、構成自体も公式ホームページ同様にJ1偏重といいますか、J2、J3の扱いがぞんざいな感じで、何と言うか残念でした。

ステージでのインタビューはなくてもいいけど、せめて開幕カード同士の握手のシーンとかは作って欲しかった。
だいたい、司会に松木さんが来てない時点でね(笑)

九州のチームの監督、選手コメントは九州J−Parkにアップされていますのでご覧下さい。

会場では小野監督と岡本選手にあらためて話を聞いたのと別に、讃岐の北野監督と木島選手、長崎の高木監督ともご挨拶。琉球の中山選手にはタイミングが合わなくて話ができなかった。あとは開幕であたる水戸の柱谷監督、ホーム開幕であたる群馬の服部監督と松下選手に話を聞いたので、QJPでやるプレビューに生かしたいと思います。
冒頭ではFIFA会長賞を受賞された賀川浩さんのスピーチがありました。賀川さんのお年になるまで私はまだ47年、どこまでやれるか分からないけど、少しでも長く伝える仕事をしていきたいなと、大先輩のお言葉を聞いて感じたものです。


で、夜はSEAさん主催の「J's GOAL感謝の夕べ」に参加して、J1も含めて関わってきたライター、編集部の皆さんと飲みながら歴史を振り返ってきました。
熊本がJ2に上がった2008年からのおつきあいで、長くもないけど短くもないという関わりだったんですけども、私が仕事をさせてもらうようになる以前から、単にサッカーのことを伝えるだけでなく、スタジアムの雰囲気やサポーターの喜怒哀楽、日本のプロサッカーリーグ全体を文化として伝えていくんだという気概があって始まったんだなぁと、そしてある程度その役割を果たす存在にまで育っていたんだなぁと、過去にたくさんのアクセスがあった写真を見ながら思いました。

規模的には全然及びませんし、まだうまくいくか分からない部分もありますが、QJPでもその思いを受け継いでやっていかなくてはと思っています。

というわけで本日は、残ってるライターでもう一回集まって、開幕に向けてサイトの構成をよりブラッシュアップしていくためのミーティング。

あとはkumamoto football journal用の取材のアポイントが入れば(打診中でお返事待ちなのでまだ未定なのですが)1件取材をして、19時発のANAで熊本に帰ります。
というわけで本日の宮崎での練習試合には行けません。

スピーチをなさった賀川さんです


2015年2月16日月曜日

NYC vs 磐田 を含む鹿児島ラウンドのまとめ


14日(土)、最終戦となった磐田戦を終えて1週間の鹿児島キャンプ取材から帰ってきました。

今回はエルゴラッソで3試合のレポート(熊本など販売地域外ではダウンロード版が購読できます)を書かせてもらい、またサッカーダイジェストwebでも大会含めたキャンプの総括記事をレポートさせてもらいました。

ジュビロ戦は3試合のなかでは最もパフォーマンスが低かったかと思いますが、まったく歯が立たなかった、というわけではなく、後半に入ってから前半の問題はある程度修正されていたし、得点の機会も作れていました。ただやはり、これが3試合通してであり、またシーズン通してでもあり、そしてもっと言うと永遠のテーマになるのだけれど、精度、決定力を継続的に高めていくことが必要だなと、いうことも感じました。

どんな形でも入れば1点であり、失えば1点。ジュビロ戦も一旦は金井選手が弾いて詰められての失点でしたし、こういうのが積み重なって勝点を取れるか取れないかということになってくる。
アクションを起こして相手の守備網を切ってそこを衝く、という部分に関しては、キャンプ期間にもウエイトを置いてトレーニングに落とし込んでいて、実際に試合の中でもトライできるようになる回数は増えてきていたように思います。それをシュートに、得点に結ぶには精度が必要で、精度を高めるには技術が必要。で、技術を高めるためにはハードな状況下でもしっかり身体を(思い通りに)動かして相手よりも優位に立たなければいけない。
そういうことで、池田誠剛さんの指導でステップワークをやったり(これは面白かったので、今月公開のkumamoto football journalで少し紹介しようと思います)、シーズンを通して、もっと言うと個々がそのキャリアの中で継続的にベースアップしていけるように、ということで、体幹強化が取り入れられたりしていたわけで、そういう意味ではとても理にかなったトレーニングメニューをキャンプの中で実践していたんだなということが分かってきます。

優勝の可能性も残っていたので、初の試みとして行われたニューイヤーカップの鹿児島ラウンドで結果として3位に終わったことは確かに残念なのだけど、むしろキツい状況でもあれだけやれたこと、トレーニングに落とし込んでいたことを随所に出せていたことなど、ポジティブに捉えていい要素がたくさんありましたし、大会に参加したことも含めて成果の多いキャンプだったのではないかと思います。

大会自体も初回としては成功だったのではないでしょうか。もちろんスカパー!さんもかなり力を入れておられたようなので、新規加入者がどれだけいたかというところが最も重要なのかもしれないけれど、参加チームには具体的なメリットもあるし、熊本としては来年も行われるのであれば参加したいという話でした。

ただ一方で、Jリーグ主催の準公式マッチということで、この時期のトレーニングマッチであれば30分×4本とか45分×4本とかやって、ケガして別メニュー調整中などでなければ実践形式でプレーできていたであろう選手達がプレーできなかった可能性も、一部にはあったのかなとも思います。そういうことで浦和戦ではNYCの前に90分の練習試合を1本やったわけですが、清水、磐田ともやれると良かったんですけど。

ただ、チーム作りとしてはここまで順調に来ていると思います。
まだ開幕まで3週間あり今週も練習試合が組まれていますが、環境を変えてギアを上げる(小野監督)という意味でもキャンプというのは非常に有効なのだなと、私自身、初めてのキャンプに張り付いて感じましたし、取材する側としても選手との距離を縮めたり、普段は見えない部分を見ることができた気がします。

キャンプ中のトレーニングの様子、ニューイヤーカップ3試合の模様は九州J-PARKでご覧下さい。


ステップワークの重要性を感じる練習でした


2015年2月11日水曜日

NYC vs 清水。


勝ちました。

勝ったことはもちろんいいことなのだけども、それ以上に浦和戦からわずか3日で進歩が見られたことが良かったと思います。もちろん、この時期の中2日で前の試合から良くなった部分があったからって、同じ度合いで成長していくことが保証されるわけではないですし、試合間隔が短いからこそ、練習に落とし込んだ具体的なテーマが次の試合で出せる、という側面もあるとは思いますし、さらに清水が全く良くなかった、ということの影響というか、作用もあったはず。でも、良くなってたところは良くなってたというところで、認めていいのかなと思います。

試合のレポート、監督・選手のコメントは九州J−PARKにアップしましたのでご覧下さい。
それから、熊本では買えませんけれどもEL GORAZOでも浦和戦に続いてレポート記事を書かせていただきました。pdf版もありますのでぜひよろしくお願いします。視点は同じかもしれないけども取り上げ方は微妙に違うかなと思います。

個人的に今日、注目していたのは田中達也選手でした。

というのも昨日ですか、全体練習が終わったあとに居残って、クロスの練習をかなり細かくやっていたこと、それから浦和との試合でも(ニューイヤーカップとして行われた試合の前にあった練習試合ですが)点を取った(ゴールの場面は間に合わず見れませんでしたけども)こと、その練習試合は1−5と負けましたし失点に絡む判断ミスもあったんですが、いいプレーをしていたこと、といった背景があったから。

昨日やっていたクロスの練習は、全体トレーニングでも取り組んだクロス練習に少し関わることで、球速の早いクロスを入れるためにボールに対してどうアプローチするか、ということで、これを北嶋コーチが細かくアドバイスしていました。

終わってから話を聞くと、田中選手が左足でクロスを入れる際、インフロントでのキックが戻り気味(合わせたい選手よりもマイナス気味に)になってしまうことを受けて、キタジコーチから膨らまないで入れ、ということをアドバイスされたとのこと。
膨らむというのは、たとえば車を運転していて曲がる時に、左に曲がるのに一回右にハンドルを切る人がいますけども、あんな感じでボールにアプローチする時に左側に膨らんで入ってしまう癖がある、ということらしく。

実際に様子を見ていると、助言を受けた直後からかなりクロスの質が良くなっていたんですね。

そういうことがあったので、長い時間見たいなと思っていた田中選手、8人目の交代としてピッチに入ったのは75分で、なかなか左で抜ける場面は作れませんでしたけれども、決勝点のアシストを記録しました。球質も昨日練習していたものとは違いましたが、本人も「ホッとした」と言ってましたけども、スペースに抜ける動きでボールを引き出したことでアシストにつながった点は自分でも手応えを感じていたようです。


あと、いいなと思ったのはですね、ハンジンと大谷は浦和戦に続いてなんですけども、上原選手。

判断がいいしコーチングもいい。ファイターですし。軸になっていく可能性、十分あるなと思いました。

トッキーもだんだん、周りと合ってきたし、その中でも自分を出そうとしているのが感じられました。

結果にはこだわらずに、という声も鹿児島に入る前には聞かれましたが、やはり結果が出ると自信も深まるもの。
最後は同じステージで戦うジュビロ。去年とは、お互いに印象も違います。やれるはずです。


では私ももうちょっと頑張ります。

素晴らしいグラウンドでした。駐車場が遠かったけども。

2015年2月9日月曜日

NYC vs 浦和 雑感。


鹿児島に来てます。
今日はJリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ鹿児島ラウンドの浦和レッズ対ロアッソ熊本を取材しました。

寒かった。

試合の流れなどを踏まえたレポート記事と小野監督などのコメントは九州J-PARKにアップしましたのでぜひご覧下さい。

結果は0−0のドロー。勝点1でのスタートになりました。

この試合は14時から行われたのですが、昨日の練習後、クラブスタッフと話をしている時に、「14時のゲームに出ないメンバーで、12時からも90分の練習試合をする」ということを聞いていたので、それを見るために7時半に熊本を出まして、10時半過ぎに指宿に到着。したのですが、プレス受付が11時から、さらに12時からTM始まるのに(そして駐車場からグラウンドまで歩いて5、6分かかるのに)12時まではグラウンドに行けません、と言われ、車で待機。

熊日山本さんとグラウンドに行った時には1本目はすでに始まってまして、池谷社長に挨拶したら「(田中)達也が取って1−0だよ、決定機も何度かできてるよ」とのこと。
ほぉ、どれどれ…と見始めたら立て続けに失点しまして、前半は1−4で折り返し。後半も始まってから10分くらいで失点し、1本目は1−5の敗戦でした。

でもこの試合、やられ方はほぼ同じで、サイドバックが上げたスペースにボールが入って起点を作られ、そこからバイタルにふらふら〜と入ってきた柏木選手につながれ、そっから奥へのクロスとか真ん中のズラタンに通されてスコーンと行かれるような形。
決してゲーム通じて圧倒された、という印象はないんですが、ここという場面でのイージーなプレーだとか、曖昧な判断、簡単なミスが全部失点につながっている感じでした。なので数字だけを見ると、5点というのはちょっと酷い、と思いますが、そういうちょっとしたところでも5点差がつく怖さがある、と捉える方がいいかと思います。ただ、ボランチの背後、センターバックの前のスペースを柏木選手にかなりフリーな状態で取られていたことは、この1本目に出たメンバーに限らず、課題として共有すべきでしょう。そういう中でも、(見てないけど)先制点を取った(らしい)田中達也選手は持ち味を出せていたように見えました。全然、相手とか関係なし。黒木選手も良かった。この試合では左SBに入った上原選手がキャプテンマーク巻いてました。

で、14時からの本番ですが、シュート数3対15とこれも数字だけを見ると圧倒された感あります。が、90分通じてはほぼ互角、と言っていい内容だったと思います。

結果として無失点で引き分けたから内容的にも良かった、のではなくて、やろうとすることがやれたからこの結果になった、というか。

1本目の印象が強かったのと、浦和の先発見るとこっちが腰が引けてきたこともあってどうなるか不安なところもあったのですが、始まってみれば全くの杞憂。J1の2位とかおかまいなし、普通にやれていました。それでもやはり個の能力=技術、判断、スピードの差は如何ともしがたいところはあったけれども、でも誰もビビっている選手はいなかったですね。個人的にMOMに推したいのはハンジン。1対1ももちろんですが、危険を察知してのカバーリングが素晴らしかった。大谷選手も前への意識が高く、攻撃の起点になるパスを何度か見せていました。

今日の引き分けはラッキーでも何でもなく、必然。

この勢い、ではなくて、できたんだという自信をベースにして、3日後の清水戦では結果にもトライして欲しいと思います。

芝はとてもきれいです。寒いのにスプリンクラーで水撒くから余計寒かった






2015年2月5日木曜日

肩に注射(人生初)。

今日、肩に注射を打ってきた。上腕の外側でなく前面、鎖骨の横あたりですね。
calcific tendinitisーー石灰沈着性腱板炎、だそうである。

ピッチャーでもないのにこんなところに注射など















昨日4日の夕方から少しずつ右肩の前部分にチクチクとした痛みを感じはじめ、19時からの熊本シティエフエムさんでのJ2白書のPRを兼ねたラジオの収録が終わって駐車場に止めた車に乗り込もうとしたあたりから、痛みが猛烈に強くなってきました。

腕が上がらないというか、肘から下を動かすにも肩回りに痛みが走るのです。
上げ下げ、曲げ伸ばし、ひねり、全ての動きで痛みがある。
手首や指を動かそうにも上腕の神経や筋肉が関係していることが分かります。

で、本来なら今日は、宮崎で行われる大分とのニューイヤーマッチにいく予定にしておったのですが、あまりに痛みが激烈で夜半から眠れず、痛みが収まらない状態で2時間半高速を運転する自信もなく、長引くと今後の仕事にも影響する、といろいろ考えて、遠征は回避(試合はスカパー!でチェックしました)。朝の診療開始時間よりも早く近所(かつトームドクターもなさっていた先生がおられる)の整形外科医を受診することに。

ここには昨年、左手人差し指周辺ですとか手首周辺に痛みが出た時にも診てもらい、腱鞘炎だと診断されたのですが、診察室に通されると待っていたのはその時と同じ院長先生でした。

事前に撮ったX線画像に明確には石灰の結晶の様子は認められないものの、急激に痛みが出ていること、痛みを感じる部位(方の前部)、程度などから、上記『石灰沈着性鍵板炎』の可能性が高いであろうと診断されました(私も最初は[五十肩]か?とも思い、受診する前にいろいろ調べてみたんですが、慢性的ではないのでそうではなかろう、とのこと)。肩に注射を打ち、経皮鎮痛消炎剤モーラステープと経口の痛み止めと胃薬を処方され、おかげでずいぶん痛みは引いて、右腕の可動域も広がってはきました。とは言えまだ完治までは時間がかかりそうです。

それにしても、40年以上生きてきているといろいろ不具合が出てくるものだなぁ。
腱鞘炎、石灰沈着性鍵板炎、足底筋膜炎に去年の夏は蜂窩織炎と、消化器系よりも皮膚とか神経系、運動機能系の症状が多い。内臓疾患も今んとこ表に出て来ないだけでもしかしたらけっこう進んでいたりとかして。

運動不足は自覚しているので、肩の痛みが引いたらまたしっかり身体を動かさなくてはなと思っています。




これで筋肉や骨の作りをちゃんと勉強しなくては。


2015年1月29日木曜日

私たちにも、会いにきてください。

1週間前の23日にJリーグとJ's GOALのサイトが統合されるという発表があり、それを受けてご挨拶をTwitterに書き込んだら、かつてないほどのリツイートがあって、しかもドメサカさんのブログにまで取り上げられてしまいました(熊日さんに顔まで出てしまいましたし・笑)。九州J-PARKのたちあげに関しては好意的なコメントを書き込んでくださる方が多く、始めることにして良かったなと思っています(実際に意見を出し合う直前まで、個人的にはどちらかといえば難しいのではないかと思っていましたので)。同時に、九州J-PARKをどうにかして踏ん張って動かし、皆で成功させなければという思いも強くなってきています。

J's GOALのコンテンツとして蓄積された過去の記事や写真、寄せられたコメントなども新サイトがオープンすると閲覧できなくなるということで、ユーザーの皆さんも懐かしい写真を保存しにいったりされているようですけれど、やはり7年もやっていれば私としてもそれなりに愛着があり、複数の媒体からご依頼を受けている新シーズンに向けた選手名鑑の原稿作成や、イヤーブックに掲載する監督や社長のインタビュー原稿の仕事もあって慌ただしいなか、時折覗きに行って過去に撮った写真や書いた記事などを振り返ったりもしていました。

今回の件に関して我々に通知があったのは昨年の11月後半だったと記憶しています。
決まったことは動かしようがなく、それでも正式に発表があるまで、新しいサイトが立ち上がってクローズするまでは、J's GOALは今までと同じように見ることができたわけですが、通常、というか今までであればこの時期、各チームの新体制発表や始動のニュース、キャンプレポートや新戦力紹介といった原稿が毎日のようにアップされていたにも関わらず、今年は何も上がって来ないな…と不思議に思っておられた方も少なくないと思います。

我々としてはそういう状況は知っているわけですが、時々見に行っても現場のライターからの新しい情報がアップされていない状態を見て(クラブのオフィシャルリリース系のものは上がっていましたが)、何と言うんでしょうか、閉店間際のお店に立っているような、とても寂しい気持ちになりました。新しい商品(記事や写真)が入って来なくて、客足がだんだん遠のいて、うら寂しくなっていくような、あの感じ。切ないというか、あー、ここももうなくなるのかぁと。

あそこに蓄積されたものは単なる試合周りの情報ではなく、その時々のスタジアムの空気や、そこにいたたくさんの人たちの感情だったんだなと、あらためて思ったものです。そしてそこに関われたことの嬉しさも。

いろいろありました。

熊本のサポーターの皆さんには、あのサイトを盛り上げていただくのにも大変協力してもらいました。試合前の写真ではたくさんの人に声をかけさせてもらいましたし、笑わせてももらいましたし、泣かされたことも何度か。あとは藤本泉ちゃんを呼んだ時をはじめ、web voterという投票ものの企画の際には、クリック隊(笑)が大活躍でしたよね。


皆さんに愛されたファンサイトはクローズしてしまいますが、そこを支えてくださった熱は冷めないと思っています。

九州J-PARKは、J' s GOALに比べればクオリティや情報量は落ちてしまうかもしれません。記事は無料で見ていただけますが、広告を出稿いただくスポンサーがつかなければどこまでもつか、いつまで続けられるか、正直見えないところもあります。

先日、第152回直木賞を受賞した作家の西加奈子さんが新聞に寄稿したコラムに、「書店に行って、私たち(作家と編集者と書店員)に会いにきてください」という趣旨のことを書いておられましたが、私も同じような気持ちです。

我々に会いにきてください。そしてシェアして拡散していただけたらと思います。


ぜひともよろしくお願いします。

©J's GOAL  この写真、通算のアクセスランキング7位でした。誇らしい。

2015年1月23日金曜日

お世話になりました。

Twitterに投稿したもののまとめです。


本日発表された通り、Jリーグ公式サイトとJ’s GAOLが統合されることになりました。簡単に言うとJ’s GOALでの情報発信は終わります。新しいJリーグ公式では今後おそらく、J2関連の情報を取り扱う割合はおのずと少なくなるでしょう。基本的に、これまでのような形では我々は関与しません。

J’s GOALでは、ロアッソ熊本がJ2入りした200712月から7年にわたって仕事をさせていただき、試合プレビューやレポート、2009年に始まったJ2日記、その他プレシーズンの戦力分析企画や移籍関連の選手紹介等、長短取り混ぜ合わせて500本以上の記事を署名で書かせていただくことができました。

それら全ての原稿は、日々の練習後に時間をとって取材に対応いただいた歴代の監督、そして在籍した全ての選手の皆さんの協力があって生まれたものです。ピントのずれた私の質問にも分かりやすく、教えるように対応していただいたおかげで、たくさんの記事をお届けすることができたと思っています。

J2日記に関しては、2009年以降、シーズン終了後に『J2白書』として書籍化され、これまで6冊を刊行するに至りました。共著という形ながら、田舎のライターでも胸を張れる著作の実績を作ることができました。発行元である東邦出版様、編集にあたったSEA様、購入いただいた読者の皆様のおかげです。

ちなみに2014シーズンの分までは、これまでと同じように『J2白書』として1月21日に発売されています。書き下ろし原稿も収録されていますのでぜひお買い求め下さい。これまでの分をご購入でない方は、2009年版からまとめてお買い上げいただけると、制作に関わった1人としては大変嬉しく思います。

当初はサッカーの試合を見て記事を書くこと自体に慣れておらず、これまでを振り返れば的外れな視点で情報をお伝えしたことが多々あったかと思います。そんな中でも熱心にお読みいただいたユーザーの皆様、記事へのレスポンスを下さった熊本サポーターの皆様にも、心から感謝申し上げます。

web、書籍を問わず、皆さんからのレスポンスは間違いなく、私の力になりました。また他クラブ担当のライターさん方が綴る、個性的で熱く面白い記事の数々を読むことは、様々なスタイルの文章に触れる機会でもありました。つまりJ’s GOALは、書き手としても刺激的で、貴重な場であったわけです。

スポーツを書くライターとして育ててもらったwebサイトで、熊本のJ1昇格を伝えられなかったことが、今となってはとても残念です。とは言え池谷さん、北野さん、高木さん、吉田さん、そして小野剛監督と、有能な監督の方々の言葉に触れながら、チーム同様少しずつですが成長させていただいたと思います。

選手達と同じように我々も成長し続け、お伝えする記事の質を少しでも高めていくことが、伝える立場にある者の使命だと思っています。ですからいつか必ず、昇格やリーグ制覇の瞬間と、そこに至った歴史についてお伝えできる日がくることを信じて、これまで同様に取材を続けていきたいと思います。

というわけで、J’s GOALでの情報発信は昨シーズンまでで終了です。7年間に渡りお世話になったJMP様、個性的なライター陣をまとめた霜越社長以下SEAの皆様、そして取材や撮影にご協力いただき、記事を読んでくださった全ての皆様に、あらためてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。で。

コメント等、試合周りの情報のニーズは高いと思われますので、九州においては、J’s GOALに関わっていたライターを中心に、これまでに近いスタイルで情報発信していけないかを検討した結果、新たなwebサイト、『九州JParkを今月11日より既に立ち上げております。

コンテンツとしてはJ’s GOALを踏襲するものになっていますが、今まで以上に内容の濃い、九州ならではの情報発信ができるサイトを目指し、担当者一同、力を合わせてアイデアを出し合いながら進めてまいります。ついてはこれまで同様のご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

なおロアッソ熊本も含めた熊本県内のサッカー情報に関しては、昨年10月に始めたwebマガジン『kumamotofootball journal』にて発信していきます。月350円(税別)の課金をさせていただいておりますが、こちらもご利用いただければ幸いです。


また会いましょう



2015年1月20日火曜日

告知です。本が出ます。


本と言っても恒例になっている『J2白書』なんですけれど、明日、発売になります。
既に書店に並んでいるところもあるかもしれませんが、熊本県内の場合は若干入荷が遅れるのではないかと思います。

詳細はこちらから






















今回、通算で6冊目。
J's GOALの超人気コーナー『J2日記』にアップされたもののなかからチョイスされた記事、各クラブごとのシーズン振り返り書き下ろし原稿、オフィシャルカメラマン選定のベストショットなどに加えて、今回初めて、●●●●●が!(もったいぶるほどのものではないのですが)

昇格チームのホームタウンでの取り扱いがどうしても多くなるので、書店への入荷も熊本の場合はやや少ないかもしれません。

過去の分もふくめ、ご購入でない方はこの機会にお求めいただけると幸いです。


またhontoでも購入できます。


この本、まえがきにあたる「はじめに」というコーナーと、あとがきにあたる「おわりに」というコーナーがあって、今回は「はじめに」を山形担当の佐藤円さん、「おわりに」を松本山雅担当の多岐多宿さん、つまり昇格チームの担当ライターさんが書いています。

ここ、書きたかったなぁ。



さて、チームは明日全体トレーニングが始まり、3月の開幕に向けて本格的なスタート。
2月には今年から始まるスカパー!ニューイヤーカップで浦和、清水、磐田との対戦が既に発表されていますが、昨年同様にトレーニングマッチも多くこなしていくことになるのでしょう。

本格始動が他チームより遅かったので私個人的にも出遅れてる感がありましたがこれでようやく追いついた感じ。

現在はEG様の大小とSD様の選手名鑑の原稿をヒーヒー言いながら書いておりますが、各誌とも記事のテイスト、それから内容というか、方向性が違いそれぞれにカラーが出ることになると思うので、こちらも見比べていただけたらと思っております。


明日の始動の様子、それから新体制発表会見の様子は、
九州J−PARKでお伝えします。






2015年1月18日日曜日

網が破けていたのかもしれない。


フリーとしてやっている私はサッカー関連の仕事が全体の半分〜6割くらいを占めていますけれども、それ以外のジャンルも当然、やります。(完全にサッカーの人、というわけではありません・笑)

ラーメンや洋食や丼ものなんかの取材に行っては、ストロボセットをセッティングして撮影をし、もちろん試食もさせていただいて料理人の方に話を聞くし、エンブレムに馬のシルエットが入ったチームの選手だけでなく、高校生や社会人のアマチュアの——サッカー以外の競技の——選手や指導者、そして生活の一部としてスポーツを楽しんでいる人に話を聞くこともあります。

ときには映画監督や音楽家など、何かを表現する仕事に携わっている人の取材もするし、シイタケ農家さんや左官職人さんなど何かを作る人、科捜研や税関といった堅いイメージの仕事に就いている人、そしてときには自治体の上の方の役職の方だとか、会社の社長さんなんかに話を聞くこともあります。

それから最近はだいぶ少なくなりましたけど、道行く人にいきなり声をかけて話をし、笑顔を引き出して写真を撮る、なんてこともやっていました(実はこれ、若い頃は最も嫌いな業務でしたけど、今はわりと得意。もちろんフラれるとへこむのですが)。

こうやって材料を揃えるまでが仕事の半分で、あとはもちろん、書くという工程が残っています(あくまで工程。時間配分や力加減の割合は案件によっても違いますし、書くという工程だって細かく分けると5〜6段階の工程があるのですけれど)。

で、取材に時間をとって対応してくださる皆さんや、撮影用とは言えちゃんと味付けもして料理を作ってくださる皆さんが私に何を期待しているかというと、やっぱりでき上がった記事なり写真なりを通して、言いたいことや見せたいことがしっかりと伝わることであり、それによってお客さんが増えたり、記事を見た人から声をかけられたり、そういうレスポンスがあることなんだと思います。

そして時々は、「反応があったよ」ということをご連絡いただくこともあって、実はそれが我々書き手としては最も嬉しいことの1つでもあります。時にはクレームも、まぁ、あるんですけど。

で。基本的には、私が関わっているような仕事の場合、もし間違いがあったら外に出るまでの間に引っかかるよう、チェック体制ができているのが普通です。

ほとんどの仕事には発注主がいて、一次情報源(取材先)から素材を仕入れて加工し、企画チーフやデスクが味をチェックし、最後に編集長が見栄えまで含めてお客に出して良いかどうか判断する、みたいな流れがあるわけです。つまり、安全なものは出荷して良いけれど、何らかの瑕疵があるものは外へ出さないように何枚も網が張ってある、そんなイメージですね。しかしこういった仕組みは、どんな業種でも備えているんではないでしょうか。製造業でも運輸業でも、金融機関とかでも。

ですからたとえば、最初に書いた原稿に間違いがあったとしら、だいたいどこかで引っかかります。間違いがない場合でも、「これは出したらダメ」というレベルのものには途中で手が入って、整えられたり磨かれたりもする。

それでも、致命的な間違いや瑕疵のあるものが網に引っかからず外に出てしまうことも全くないとは言いきれないわけで、それはもちろん、最初に間違ったのが最たる原因です。しかし一方で、「網にも何らかの問題があるんじゃないか」と考えた方がいい場合もある。そもそもそういうことが生じた時のために用意されているにも関わらず、網が機能してないということになれば、何を見てたんですか? ちゃんと見たんですか? ということになっても仕方ない。


で。


愛媛の話なんですが、Jリーグ側の見解と今後の対応についてはスポーツナビに川端さんが書いておられ、おそらく愛媛の方であった会見を受けては、質疑応答の詳細は載っていませんがエルゴラッソの愛媛担当・松本さんがブロゴラで書かれています。

それによれば、現時点までの愛媛FCによる調査で事実関係は確定している、ということになっているけれども、改めて第三者委員会を設けて再調査をした上で処分が決まる、とのこと。

判然としないところもあっていろんな見方があるし、Jリーグ側の見解と同じように、私としてはチェック体制にも問題があったんじゃないかと思うのだけど、いちばん残念なのは、どんな理由があったとしても、サポートしてくれているお客さんや現場で汗を流している選手・スタッフの方を見れてなかったのかなぁということ。

何の仕事をしてても厳しいことを言われれば落ち込むし、もう嫌だと思うことだってありますけど、力をくれるのも周りの人たちですもん。もしかしたら今回の件で気持ちが離れていく人もいるかもしれないけど、それでも叱咤激励して支えてくれる人はいるわけですから、そういう方たちに喜んでもらいたいと思えばそれに応えないといけない。

再調査の結果と正式な処分の発表があるまでは状況は先に進まないし、「ならぬことはならぬものです」なんですが、各所にダメージの少ない形で収まればと思います。

熊本にとって愛媛は縁があるクラブ。

06年のJFL昇格は愛媛のおかげだったし、08年のJリーグ初めての試合の相手が愛媛でした。13年に途中から来た堀米君は今年から甲府に帰りましたが去年愛媛でブレイクして熊本もやられたし、去年は園田選手も来た。テレビでは武者がえしと母恵夢の対決もあったりして、親近感もある。

何より、一緒に上を目指して戦っていきたい相手ですからね。

破けたのなら何回も補修すれば、網だって強く、破れないようになるはずです。




2015年1月14日水曜日

まる10年でひと区切り。

新シーズンに入り各チームいろいろと動きがあり、今日も公式からたくさんリリースが出ました。

そうしたなかでも山口武士コーチや大瀬良くんの退団というのは…、やはり残念です。いろんな事情があろうかと思いますが、2人とも2005年の九州リーグ時代からチームを支えてきた存在だったし、付き合いも長く、いろいろと思いもありますし。

タケちゃんの場合は、もちろん引退ゲームとなった09年の50節(笑)富山戦のあのゴールが大変印象深く、スタンドで見ながらあふれてくる涙をこらえきれなかったのを覚えています。



それと同じくらい記憶に残っているのが、鶴屋のサテライトスタジオで行われたいちばん初めの新体制発表。プレス資料として配られた選手名簿に彼の名前を見つけた時には、正直鳥肌が立ちました。

ギャラリーからはこんな声が聞こえたものです。

「タケシ! お前にかかっとるぞ!!」

その辺りの様子は、彼が引退することを発表したあとのJ2日記で書きました。

その後アカデミーでコーチとなり、一昨年の吉田靖監督体制でトップのコーチに。チーム状況的にも苦しいなか、選手とコーチ陣の間をつなぐ仕事も大変だったと思います。

そして大瀬良くん。

振り返ると現役の頃はそんなに話す時間はありませんでしたが、距離が縮まったのはやはり09年、北野誠監督(現讃岐監督)体制でトップのコーチになった年。

彼も同じように、現場での苦労があったと思います。

2人ともほんと、お疲れさまでした。

これからもサッカーの周りにいれば必ず会えると思うので、それぞれの次の道で頑張って欲しいと思います。


せっかくなので過去の写真から何枚か。

これは2010年11月28日の北九州戦の前に行われたOB対ユースの試合前にとったチーム写真。後列左から仔馬、上村健一、北川佳男、佐藤祐介、濱田照夫、有村光史、小林弘記。前列左から大瀬良直人、熊谷雅彦、山口武士、松下邦昭、河野健一。

武士と言えば何となくこの切り返し

初代22番の大瀬良。彼の左足のプレースキックもすごかったのです

ENGカメラで遊ぶ仔馬。相変わらずですね(笑)

チームができて11年。
初年度にもっとも若かった遠藤真仁選手(横川武蔵野FC)が昨年末引退し、また熊本では加藤さんがチームを離れ、吉井、矢野、原田といった選手が引退。
本当にひと区切りついて、次のフェーズに入っていくことを実感します。

チームがステップアップして行くにはどうしても避けて通れないことではありますが、今まで在籍した全ての選手、スタッフのおかげで今があるんだということを忘れず、私も取材を続けていこうと思います。

そして近いうち、まだ皆がそこそこ走れて、アキレス腱を切ったりする心配をしないで済むうちに(笑)、ぜひともエキシビジョンでOB戦を企画してもらいたいと思います。






2015年1月11日日曜日

やっぱりペンケースは便利である

お正月にお年玉をもらった子どもたちは、もう何か欲しいものを買った時期でしょうか。

子どもにとってお年玉はやはり大きな額になるので、「お母さんが預かっておきます」なんてケースはどこの家庭でもあると思いますが、最近、ちきりんさんの書いたこの記事

「全国の子どもたちに告ぐ:お年玉はソッコーで使うべき!」

を読んで「なるほどなあ」と思ったので、うちの娘が欲しいものがあるということで奥さんが「どう思う?」と相談してきた際にも、「買わせていいんじゃない?」と返答しました。何を買ったんだっけな、ちょっと覚えていませんけれど。

自分が子どもの頃を思い出しても、初めてのサッカーボールやスパイクなど、結構な額のモノを買ったことは記憶に残っています。


さて、少し話は違いますが、小学生の頃は新学期や進級のタイミングで筆箱を買い替えるのが楽しみの1つでした。初めは箱形(鉛筆を差し込む例のヤツ、ボタンを押すと消しゴムの部屋が飛び出したりするヤツですね)、高学年になっていくと袋型のファスナーで開け閉めするタイプ、そして中高生になると缶ペンケース、という変遷を辿った方が大半ではないかと思います。

しかし大人になりますと、筆箱というものはあまり使いません(使っている方もいるかもれませんが、私はもうずいぶん、使っていませんでした)

で、ノートやスケジュール帳にポンと挟んでおくとか、バッグのポケットに突っ込んでおく、というスタイルをずっと続けてきたわけですが、それだと当然、いざという時にどこにやったか分からなくなっている、という状況が生じます。それも頻繁に。

言うまでもなく、ライターという仕事をしている私にとっては筆記具はなくてはならないツールで、取材現場に着いていざ取材!となった段階で「書くものがない!」と慌てたことは、恥ずかしながら2度や3度ではありません。

というわけで、今さらながら昨年11月頃から、本当に20数年ぶりくらいに筆入れを使いはじめました。

ごくシンプルなファスナー式のケース

確か無印良品の商品です。(写真と同じタイプのものは現在は絶版になっている様子)
新たに購入したのではなく、もともと、爪切りや耳かき、爪楊枝なんかの細々としたものをまとめて入れていたのですが、ほぼ携行していなかったので、この機会に筆記具入れに転用することに。


するとやはりこれが結構、いや、かなり便利なのですね。

収納力もじゅうぶんありますし



















とにかく、仕事の周りで使う可能性のある筆記具関連を片っ端から突っ込みます。

・ボールペン 3本
・シャープペン 3本
・マジック 太2本/細1本
・15cm定規 1本
・スティックタイプの消しゴム 1本
・カッター 1本
・消しゴム 1個

が入ってますが、もう少し余裕があります。


改めて、こうして使うようになるとやはり便利。

これごとカバンに入れ忘れてしまうとそれはまた大変なわけですが、それなりに大きさがあるので毎日出し入れしても出かける際に入れ忘れる、ということは今のところありません。


シャーペンやボールペンの替芯、カッターの替え刃などを入れるとなるともう少し収納するものを絞り込まなくてはいけないかと思いますし、デザイン系の仕事をされている方の場合はもう少し大きめの入れ物を使うのが一般的かもしれませんが、ひとまず私にとってはこれくらいがちょうどいいサイズです。



2015年1月9日金曜日

照明の妙。

昨日ですが、益城ルネサンス熊本FCの監督や選手、関係者が蒲島郁夫県知事を表敬訪問するというので取材に。

知事室は県庁5階にありますが、メディアも含めてゾロゾロと知事室に入るわけはなく、廊下を挟んだ応接室で約20分の会談。やはり全国リーグへの参入ということで(と解釈してますが、まぁ県庁の記者クラブからなんでしょうか、実際は)メディアは思った以上に多かったです。おそらくテレビは全局、ペンも熊日さん以外に数社来ていた模様。

(余談ですが、終わってから監督と少し話をしている間にメディアもはけたのですが、どちらかの記者さん、取材メモを書いたノートを置き忘れて行ったようで、県職員の方が「違いますか?」と聞いてこられました。大丈夫だったかな…)

表敬訪問の様子、八木監督に聞いた新シーズンに向けての話は、やはり先日のイベント同様、kumamoto football journal の1月号でお知らせしますのでそちらをご覧いただくとして。

私、今回おそらく初めてこの部屋に入ったのですが、帰ってから撮ってきた写真を見て気付いたのが、非常に照明が計算されているということ。

テーブルを囲む形での会談の時点では気付きませんでしたが、その後関係者揃っての記念撮影を終え、八木監督の囲み取材の様子を撮った写真を見て気付いたのです。



分かりますかね?

天井からの照明の光が非常に良質なのです。

自分がテレビの仕事をしたことがあるから、ではなくて、取材の現場でテレビのクルーと一緒になるケースは少なくないので分かるのですが、室内でこうした囲み取材をする場合、ENGカメラの横にはバッテリーライトを持ったスタッフがいるのが一般的です。

ところがこの写真を見れば分かる通り、バッテラを持ったスタッフはいません。つまり不要ということなんでしょう。光がいいから。

テレビの方々はそれを知った上で八木監督にここに立ってもらい、自然光に近い状態の光が当たる向きから録っている、ということですよね。

おかげで私が撮った八木監督の写真もストロボを使っていないのに良い出来。

きれいに光が当たってます。


以前、インテリアコーディネーターの方に取材をした際、照明の効果についていろいろと話を聞いたことがありますが、やはり光の具合で印象は大きく変わるもの。

テレビ映り等も考慮されて造られた部屋であり、それを考慮して録っているのだなと、今さらながら「はぁ〜」と感じ入りました。


仕事をしているといろんなことに気付かされます。


2015年1月8日木曜日

誰が何を求め、何をしようとしているのか。

今朝(7日)の朝刊(私が購読している熊本日日新聞)の社会面に、ジャーナリストの「むのたけじ」さんが100歳を迎えたという記事が載っていました。さいたま市在住と記事にあったこと、あとは署名記事ではなかったことなどからおそらく通信社からの配信ものだと思うので、他の地方紙やブロック紙を購読されている方も目にされた方がいるかと思うのですが、自分にとっても刺さることが書かれていたので、記憶に留めておく意味でもここに残しておこうと思います。

むのたけじさんというのは
秋田県生まれ。旧制県立横手中学校(秋田県立横手高等学校の前身)から東京外国語学校卒業。報知新聞記者を経て、1940年朝日新聞社に入社、中国東南アジア特派員となるが、敗戦を機に戦争責任を感じて退社。1948年秋田県で週刊新聞「たいまつ」を創刊、反戦の立場から言論活動を続けた。(wikipedia)
とあります。上記「敗戦を機に戦争責任を感じて」という箇所については、熊日の記事によれば
「負け戦を勝ち戦と報じ続けてきたけじめをつける」。1945年8月の終戦を受け朝日新聞社を退社。故郷の秋田県横手市でミニコミ誌「たいまつ新聞」を発刊し、30年間、反戦記事を書き続けた。
と書かれています。
ちょっと話が戻りますが、今回どういう取り上げ方をされているかというと、もちろん100歳になったのがニュースなのですが、見出しにはベタ抜きで「今の日本は戦争のにおいがぷんぷんする」とあり、100歳になるまでずっと反戦の立場で取材執筆活動をしてきたジャーナリストの目から見て、そういう時代に映る、という警鐘なわけです。

で、記事中では先の衆院選の投票率の低さを挙げて「52%なんて国は主権在民とは言えない」「国民は自分たちの意見が反映された生きた政治にするために、考え、もだえるべき」といった意見を述べておられる。近衛文麿と東条英機にも取材した経験があるらしく、安倍晋三首相がそこに重なって映るようで、特定秘密保護法制定や集団的自衛権行使容認に、見出しの言葉が出た、ということのようなのですが。

私がこの件を残しておこうと思ったのはこの記事について直接、何か言いたいということではなく、記事中でおっしゃっていることが(もちろん上述の文脈で述べておられるのだけど、それに限らない汎用性のある考え方として)響いたからなのでした。それは次の一節。
「安倍さん個人の話ではない。彼を全面に押し出し、日本を変えようとする政治、経済界の勢力がある。誰が何を求め、何をしようとしているのか。それを明らかにするのが記者の務めだ」
 これです。

目に見える事象を通して、あれがどうだから結果こうなった、ということは誰でも言えるし書けるわけですが、ではその事象の裏では、何が(誰が)どんな思惑で動いて、どんな言葉で、どう働きかけて、メンタルの力が作用して、そういう事象が起きたのか。そこにこそ、目を配らなければいけない。

新たな年が始まったこの時期からこれから迎える新年度にかけて、企業では人事異動があったりしますね。で、当然、そこには何らかの思惑や意図がある。

私は企業の人事については取材しませんし記事も書きませんが、それに近い局面を目の当たりにしたり話を漏れ聞いたりすることが全くないわけではありません。つまり自分の仕事の周りにおいても、そうした「奥にあるものを見る」ことに務めなければ、表面的なことしか捉えることができない。

ということで、自分への戒めとしても非常に響く、大先輩の記事でした。